大川端だより(440)


注文していた新しい電子辞書がきのうの午前中に宅急便で到着。これで三台目である。


最初に買ったのはモノクロの電子辞書で、2機目がカラー辞書の出たてのシャープの機種で、ブリタニカの百科事典が入っており少し重かった(収録事典とは関係ないか…)が、キレイな画面に満足していた。


ところが最近、真夜中に目が覚めて何気なくテレビを点けると、ジャパネットたかたの番組でカシオの電子辞書を紹介していた。収録冊数130とか、英単語10万語のネイティブによる発音も聴けるなど、これまでのものよりかなり進化しているようだった。


で、インターネットで詳しいスペックを調べると、日本文学作品300と外国作品100や日本史大事典なども入っており、これで3万円弱の価格はかなりお得だと思った。ところが、アマゾンで調べると2万5千円弱の通販業者があったので、ジャパネットには申し訳ないが、速攻で注文した。しかし後で価格ドットコムで検索してみると、なんと最安値は2万2千円台のものがあり、「しまった!」と思ったが後の祭り。みなさん!ネット通販で何か買うときは、「まず価格ドットコム!」ですよ。


新しい電子辞書は、カシオのエクスワードでXD6500という機種だが、かなりのスグレモノである。とにかくいろんな作家の古典的な作品が読めるのがうれしい。驚いたのは、戦前の軍人・石原莞爾の『最終戦争論』まで収録されていることだった。この著書は戦時中の歴史についての本を読んでいると必ず出てくるものだが、現在どこの書店でも置いているような書物ではないので、今まで読む機会がなかった。そんな本まで収録されているのである。


またもちろん、森鴎外漱石や芥川、賢治らの作品も数多く収録されている。源氏物語の昌子版も全巻収録されているうえ、朗読されたものを聴くこともできる! おまけに作品を読むときは、辞書をタテにすると、一行が長めの縦書きになるから、電車の中なんかでも文庫や新書を読んでいるような感覚で読書できる。


収録冊数が130もあるので、語学から歴史、生活全般まで、およそ世の中の森羅万象について、実に様々なことを調べたり学習したりすることが出来る。USB端子でパソコンのテキストや写真、録音した音声を取り込んだりも出来る。これからは、いつもコイツを携えてどこでも読書、勉強ができるのだ。悦、悦、悦(笑)。皆さん! イマドキの電子辞書は、本当に侮れないですよ。一昔前のものとは完全に別物、スグレ物です。