大川端だより(439)


ご無沙汰でした。前の記事からすでに20日以上経ち、ゴールデンウイーク直前の更新となりました。


4月20日にひょんなことから、1960年代からの友人たち5人がうちのマンションに集まりました。ガハハと盛り上がり、みんなで久しぶりに雑魚寝をしました。2DKのマンションに6人で寝るの大変でしたが、20日の午後1時半ごろから翌日の昼過ぎまで、飲んで喋って哄笑しました。


5月1日から上海で万国博が始まりますが、ぼくらにとっての万博はやはり70年の大阪・千里万博であり、それに異議を唱えてばくたち南大阪べ平連(なんだいべ)が企画提唱し、大阪城公園に全国の反戦反安保勢力が結集した「ハンパク(反戦のための万国博)」の思い出です。


1969年8月7日から11日まで5日間行われたハンパクは、反戦運動の一大モニュメントだったと思うのですが、みんなの記憶がだんだん薄れつつあります。しかし、5日間もの間、だだ広い広場に毎日何千人もの人たちが集まり、反戦平和を語り合い、さまざまな示威行動を行ったイベントは、世界史的に見てもそんなにあるものではないでしょう。ウッドストックの3日間は基本的に音楽イベントでしたし、あの頃あった幾多の大きなデモや集会にしても基本的に1日だけのイベントでした。


こんなことを言っても、最近の若い世代には想像もつかないかもしれませんので、下記のハンパク写真アーカイブを見てもらいたいと思います。これは横浜の倉田光一さんという方のHPにあるもので、ぜんぶで80枚ほどのハンパクの写真を見ることが出来ます。下起URLをクリックして写真を見てください。


http://www.k5.dion.ne.jp/~nicofoto/title/archivestop.html


千里万博のようにお金をかけた立派なパビリオンではなく、たくさんグループが思い思いに設営したテント村での表示物やパフォーマンス、そしてあらゆるところで巻き起こったデモと議論、議論、議論…。あんなイベントは二度とないのかもしれません。