大川端だより(403)


去る8月24日に、「あの撮影はなんだったのか!!!」と題する記事を書きましたが、実は今やっているNHKの朝ドラ「ウェルかめ」だったようです。写っている女優さんは新人の倉科カナちゃんです。まだそのシーンは出てきていませんが、近々テレビで観ることができると思います。


徳島の小学校で学級新聞の記者をしていた女の子が、県出身のファッション雑誌の女性編集長に憧れ、東京に出て見習い編集者として雇われるけれど、フランスの雑誌と提携していた同誌が日本から撤退することになり、彼女はクビになります。徳島のいなかに帰った彼女は食品会社を紹介されるのですが、編集者への夢を諦めきれず、入社を断ります。その社長が同県出身の坂東英二さん。…というのが今日までの話でした。


やがて彼女は、徳島のタウン誌の編集に携わることになるらしいのですが、徳島と言えば、有名なのが『あわわ』という情報誌です。ちょっとまだかつての大阪の『プレーガイドジャーナル』誌の匂いが少しだけ残っているタウン誌で、同県ではとても成功しているようです。株式会社あわわというところが出しているのですが、ここは年代別に分けて3冊か4冊の情報誌を出しています。


契約社員20人を含めて総数50名で売上6億円というのは、一人1,000万円強の売上ですから、地方の出版社としてはなかなかいい数字なのかもしれません。一つの地域を深耕する、というビジネスモデルは、これからさらなるグローバル化の時代に、案外旨味のある商売になるのかもしれませんね。