大川端だより(369)


きのうの話しの続きだが、道で知らない人に呼びかけるときの言葉にも困る。吉本の若手芸人たちが街頭ロケで中年の人に呼びかけるときは、「お父さん」か「お母さん」に決っているようだ。「ちょっとそこのお母さん、定額給付金の使い道を教えてもらえますか?」ってな感じが多い。若い女性の場合は、「そこの彼女!」とか考えられるけど、若い男性なら、どうなのか。


自分の場合はどうだろう。もし前を歩いている中年の男性が何かを落としたとすると、「すみません、何か落としましたよ」というぐらいのことで、特に相手に呼びかける代名詞のようなものは付けない。まったく見ず知らずの相手に、「ちょっとお父さん(or あなた)、何か落としましたよ」はヘンだろう。英語だと、「エクスキューズ ミー、サー!」とでも言うのかな。外国人の女の子が道端でミャー、ミャー鳴いている子猫に向かって、「キティ、キティ、キティ」と呼びかけているのにはであったことがあったな。