大川端さくらだより(355)


大川端の桜はまだニ〜三分咲きというところです。おそらく今週の週末ぐらいが見ごろになると思います。今日から毎日、写真で大川の桜の開花具合を紹介していくことにします。で、しばらくはタイトルを「大川端さくらだより」とします。


ところで、日曜日にあった第18回目の「遊学亭」はとても面白かったです。お題は「東チモールの人々に出会って〜独立・その後へのかかわり〜」で、大阪東チモール協会の文殊幹夫さんをお招きしました。インドネシアスハルト政権時代には徹底的にいじめられた小さな島国(四国より少し狭い)ですが、2002年に独立。現在の人口は100万人程度です。大阪の小さな市民運動東チモール民主共和国の独立に果たした役割はかなり大きなものだったと思います。とくに彼らがゲリラ闘争から外交主体の活動に転換して、国連などを巻き込んでいく課程で、世界各地のNGOなど、市民活動団体との連帯が多大な成果をあげたことは大きな意味があったと思いました。


中谷巖さんの『資本主義はなぜ自壊したのか』の中で、グローバル資本主義から外れて独自の歩みを進めている国の例として、キューバブータンが挙げられていますが、東チモールも同じような道を進むのかもしれません。化学肥料や農薬を買うお金がないから仕方なく有機農業だしね。