大川端だより(295)


大阪城の梅園はまだ七分咲きというところ。昨日、おばのケアマネージャーから電話があり、会いたい、ということだったので、自転車で住吉のおばの家まで赴く。ケアマネージャーとヘルパーさんに面会。83歳になる上のおばがだいぶ弱ってきているようで、微熱がもう1ヶ月以上続いている。また、便秘も長期にわたりかなり酷いようだが、本人はいたって無頓着である。そこがこわい。


若いときはちょっとした身体の不調にもすぐに敏感に反応できるが、歳を取ると自分の身体の変化にも感覚が鈍くなるようだ。今はまだ要支援の段階だが、要介護の認定を受けるほうがいろいろと介護保険のサービスを受けられるらしい。再来週に訪問調査があるそうなので、同席することになった。どうしても高齢者は調査者の質問に対して、「できます」と答えてしまうが、それでは十分なサービスは受けられない。しかし、その人の尊厳、プライドということを考えると、「できます」と言いたくなる気持ちは痛いほど分かる。