大川端だより(293)


前の連休に引いた風邪が長引いていたが、やっと昨日ぐらいから復調の兆し。ぼくの風邪は熱はあまりでないのだが、咳が酷くて苦しい。肺炎を心配してレントゲンも撮ってもらったが、それは大丈夫だった。歳をとって単に回復力が弱くなったということかも。


突然だが、「死傷者」ということばをニュースで見聞きするたびに違和感を覚える。例えば、地震の報道などで「死傷者350人」などと聞くと、一体その内、死者は何人なんだよ、と思わず突っ込んでしまう。だって考えてみても、「死者5人、重軽傷345人」というのと「死者150人重軽傷200人」というのでは全く実情がことなるだろう。


また、「重軽傷」という言い方も曖昧で好きではない。重症と軽傷とではまったく被害者にとっては意味が異なる。おそらく「死傷者」や「重軽傷」という言い方は、それを発表する官庁や報道機関本位のもので、被害者やその家族にとってはそんな曖昧な表現は腑に落ちないのではないだろうか…。