大川端だより(282)


「マンダラート」というのは、デザイナーの今泉浩晃さんが創出された創造技法である。正方形のタイルをタテヨコ3つずつ並べたような図表を用いて、アイデアを出していく。九つある正方形の真ん中の四角(□)に考えるテーマを書いて、周りの8つの四角にそのテーマから連想する言葉(アイデア)を次々に書いていく。そして、それが完成したら、今度は8つのうちの一つに書かれた言葉をテーマにして別のマンダラートを作っていく、というようなことをやるらしい。詳しいことは「マンダラート」で検索すると今泉さんちのHPのほかいろんなものが出てくるが、分かりやすいのは(http://www.saturn.dti.ne.jp/~n2lab/mandal/mandal.htm)かな。かつてはシステム手帳のリフィルもあったようだが、今はパーム用のソフトが販売されているらしい。

これをぼくは自分流にアレンジして、写真のようなA4サイズのマンダラ・ダイアグラムをワードで作って印刷したものを持ち歩いている。もちろん、パソコンでもワード文書にしてあるので、いつでもパソコン画面に呼び出すことができる。マンダラートと少し違うのは、九つの正方形の下に、横長の長方形でコンクルージョン(結論部)のためのスペースを設けたことである。上の九つの升目で発想し、そのまとめを下段のスペースに記述するようにした。これはなかなか便利で、いろんな発想が湧いてくるし、簡単な結論が書けるので、研修などに応用できるかもしれない。土曜日(19日)の講座で使ってみることにしよう。