大川端だより(276)


うかうかと 歳を重ねて 去年今年


皆さま、明けましておめでとうございます。


なにが目出度いんだか(笑)。今年のぼくの初句の下五は、「こぞ(去年)ことし(今年)」と読みます。「年初にあたり、行く年来る年を感慨を込めていう語(スーパー大辞林)」です。新年の季語で、この言葉を使った有名な句に高浜虚子の「去年今年 貫く棒の 如きもの」があります。


さっき大阪天満宮へ初詣に行って来ましたが、人でごったがえしており、本殿の賽銭箱にも近づけませんでした。不景気ですからみんな神頼みなのでしょう。明日はおばの家に年始の挨拶に行く予定ですが、お天気なら自転車でおばの家の近くの住吉大社まで行こうと思っています。途中には阿倍野神社もあります。この神社はぼくが子どものころ阿倍野区松虫通りに住んでいたこともあり、お正月と言えば、阿倍野神社の出店が楽しみでした。


ところで、ぼくは大晦日と正月一日は「七人の侍」を見て過ごすことが多く、昨日から今日にかけてまた観ていたのですが、やっぱりこの映画はすごいです。もう20回ぐらい観ていると思うのですが、まったく飽きません。それどころか、観るたびに新しい発見があります。ぼくが観るのはずいぶんまえにWOWWOWでやった完全版をVHSに録画したものなんですが、今回もいろいろと気づいたことがありました。やっぱりぼくの映画のベストワンはなんと言っても「七人の侍」ですね。