大川端だより(246)


本日、メルマガ「市民プロデューサー通信」の141号を配信しました。ぼくはまた生駒市長の日記ネタで、下記のような記事を「黒ビ」に書いています。読んでください。


┏┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃■ 黒ビールでも飲みながら・・・・118
┗┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   生駒市HPで「市長日記」を読む


▼市民活動プロデューサー協会と大阪ボランティア協会が共催する「市民活動
サロン『遊学亭』」は、NPO・市民活動分野のリーダー層の人たちをゲスト
に招いて、まずその人の“物語”に耳を澄まし、サロン的におしゃべりするト
ポス(場)である。毎回、20人ほどのこじんまりとした、いわばNPO・市
民活動業界の異業種交流のようなもの。


▼ゲストの方の“物語”はいつも感動的ですらある。その人が活動に関わった
経緯、活動の中での苦労や感激や学び、そしてその人が活動を通じて成長して
いることを実感させられる贅沢な時間でもある。遊学亭の特長である“亭主”
の存在が、話の引き出し手、また“もてなし手”として重要で、これまではゲ
ストとかなり親密な関係にある亭主役がうまく話を引き出してきた。


▼かつてボラ協には「おしゃべりアゴラ」という、市民派の地方政治家などを
招いて、市民と分かりやすく政治の話をするサロンがあったが、11月4日(日)
に行われる第十回目の「遊学亭」は、「アゴラ」との折衷サロンのような形に
なるだろう。なぜなら、いま注目の若き市民派生駒市長、山下真さんをゲス
トにお迎えするからである。山下さんをお招きするのはぼくが提案したので、
“亭主”を引き受けざるを得なくなった。


▼……とは言うものの、ぼくは山下市長に会ったことがあるわけではなく、生
駒市政についてのテレビ・ドキュメンタリーを観ただけである。山下さんはテ
レビの中で、収賄で捕まった前市議会議長に“若僧”扱いされており、当時38
歳だった彼は、自信満々の若きヒーローではなく、たまたままぐれで当選した
青二才市長”のように視聴者の目には映ったのかもしれない。


▼ところがどうしてどうして、彼はしたたかに市政改革のために戦っている。
生駒市のホームページの中に「Web市長室」というのがあり、「市長日記」
http://www.city.ikoma.lg.jp/blog/)が公開されているので、それを時ど
き見ていると、山下さんの奮闘振りが伝わってくる。例えば、9月9日の日記
には、市長が提案した副市長人事が議会で否決された顛末が書いてある。


▼市長が提案した人物は、生駒市都市整備部長の坂本好司氏。山下市長による
と、「同氏は、本市の施策全般に通じており、市政改革に対する意欲も高く、
リーダーシップも発揮できる人物であることから、候補者に決めました。しか
し、この議案が(9月)7日の開会日に否決されました。1名欠席、2名退席
で、賛成は10名、反対も10名となり、井上充生議長の裁決により否決とな
りました。僅差での否決であり、残念でなりません」とのこと。


▼副市長の席は、昨年2月の山下市長就任時から空席になっているが、今年の
4月に市議会議員選挙が行われ、山下市長の進める市政改革に批判的な議員の
数は以前と比べて減ったので、副市長人事に同意を求める議案を出しても通る
と踏んでいたようだ。「私一人で副市長の仕事までこなすのは、不可能ではな
いものの、調査・研究や対外的な折衝、交渉にかける十分な時間が確保できな
いため、何とかしたいという思いがありました。そこで、市議会議員選挙が終
わり、市議の顔ぶれが変わったことを好機と考え、議案を提出することにしま
した」という。


▼また、「人事案件は、全会一致での可決が好ましいと考えていたので、6月
頃から議長を通じて、また私が直接、各議員に打診をしました。そして、議員
から出た意見も踏まえ、調整を図った上で、満を持して9月議会に提出致しま
した。この人事案を審議した9月4日の市議会全員協議会でも、質問や意見は
全く出されませんでした」とのことだった。


▼しかしながら、9月7日の本会議で、この人事案は否決される。山下市長は、
憤懣やるかたないといったトーンで、「否決するのであれば、議案に反対の議
員は、議会審議の場で市民にもわかるように正々堂々とその理由を説明すべき
だと思います。それが市民から選挙で選ばれた市民の代表である議員の責任で
す」と書く。正論であろう。


▼市会議長は、新聞記事で「もう少し時間を置いて調整してほしかった」とコ
メントしているようだが、山下市長は上述したように6月から意見調整してい
たし、「議長からはさらに何をどう調整すべきかの示唆は何もありませんでし
た」とのことだ。


▼また、この人事案件に関しては、「私(山下市長)や坂本部長を誹謗中傷す
怪文書が8月末に市議や一部の自治会長に郵送で配布されました」とのこと
で、まだまだ改革に水をさす勢力も存在するようだ。山下市長はこの日の日記
を、「各議員の賛否状況については以下の通りです(敬称略、括弧内は所属会
派)」と賛成・反対両派議員の氏名を列記して締めくくっている。このように
反対議員の氏名を明記し、市民に開示することによって、彼は戦っているのだ。
「負けるな山下市長!」と、思わずエールをおくりたくなった。(thayama)



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
第10回市民活動サロン「遊学亭」〜エンパワーとひらめきのために〜
    「生駒市長 山下真(まこと)さんを招いて」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


市民活動サロン「遊学亭」では、毎回違う人が「亭主」になり、
亭主自身が注目している市民活動家などをお招きし、サロンを開催します。
市民活動に必要な「ひらめき」「新しい刺激・情報」「出会い」「充電」等の
機会を参加者のみなさんとともに共有できるよう、亭主自身が進行やもてなし
を工夫します。


もちろん一方的なお話しだけではなく、発題の後に参加者同士の話し合いの
場は毎回確保されます。開けてびっくり玉手箱のような、新鮮なサプライズと
遊び心満載の仕掛けをお楽しみください。
※「亭主」とは遊学亭の主人の意味で、男性をさすものではありません。


■お 題:「私の市政改革」〜市民のための真の地方自治をめざして〜

2006年1月、ボランティア・スタッフとともに選挙戦に挑んだ山下真さん。
見事に当選し、2月に生駒市長に就任。市民のための真の地方自治を目指して
市政改革に取り組んでいる山下市長の熱い思いに触れ、膝を交えて、市民と政
治、市民活動・NPOと政治の関わりについて語り合いませんか。


■ゲスト:山下 真(まこと)氏(生駒市長)
 亭 主:吐山(はやま) 継彦(言葉工房代表)

■日 時:2007年11月4日(日)午後2時〜午後5時

■場 所:大阪NPOプラザ 3階H会議室
      大阪市福島区吉野4丁目29-20 電話:06−6465−8391

■参加費:1,000円*当日お支払いください。

■定 員:70名(先着順)

■申込締切:2007年10月31日(水)

■当日の流れ:
14:00〜1:15 大阪ボランティア協会からの挨拶と山下市長の紹介
14:15〜15:30 山下市長のレクチャー
       「私の市政改革〜市民のための真の地方自治をめざして〜」
15:30〜15:45 コーヒー・ブレーク(15分)
15:45〜16:45 ダイアローグ・セッション(60分)
        参加者とのトーク、意見交換
16:45〜17:00 振り返り(15分)
 
■主 催:
 市民活動プロデューサー協会
 社会福祉法人 大阪ボランティア協会(http://www.osakavol.org/
 〒553-0006大阪市福島区吉野4-29-20大阪NPOプラザ100号
 電話06-6465-8391  FAX06-6465-8393 Eメールnpo@osakavol.org 担当:塚本

■山下真氏のプロフィール
平成 4年 3月 東京大学文学部フランス語フランス文学卒業
平成 4年 4月 朝日新聞社入社
平成 4年12月  同社退社
平成 6年 4月   京都大学法学部3年次編入学
平成10年 3月  同学部卒業
平成10年 4月  司法修習生(52期)
平成12年 4月  弁護士登録(大阪弁護士会
平成18年 2月  生駒市長就任


■お申込方法

【1】WEBからの申込み http://www.osakavol.org/b-yugaku/index.html

【2】メールによる申込み npo@osakavol.orgに、
「第10回市民活動サロン遊学亭に参加」と明記の上、
1.氏名 2.所属(ない場合は結構です) 3.期待・知りたいこと
4.緊急連絡先(事務局使用のみ)をお送りください。

【3】ファックスでのお申込み 下記様式にご記入いただきお送りください。
★原則として、受付受理の連絡は行いません。当日、直接会場にお越しください。
★申込み票の記載内容は、利用後は適切に破棄します。
申し込み・問い合わせ先: 大阪ボランティア協会「遊学亭」担当(塚本)
Tel:06-6465-8391

 
====第10回市民活動サロン「遊学亭」(11/4)FAX参加申込書====
      Fax:06-6465-8393
(下記の各項目にご記入の上、FAXでお送りください)

■お名前(ふりがな):

■所 属(関わっている活動など):

■連絡先:

□職場(職場の場合は職場名もお書きください)【                 】

□自宅 住所    〒      −
 TEL               FAX 
 携帯TEL           Eメール

■期待・知りたいこと:


====================

★参加証などは発行しません。当方からの連絡が特に無い限り、
 お申込後は当日、直接会場へお越しください。