大川端だより(215)

昼ごろ参院選の投票に行く。投票所がすぐ前の高校なので、楽ちんだ。一人区は政党で選んだが、比例代表区は、YたかしさんとYひろしさんがいて、どちらもYは同じ苗字で名前もどちらも平仮名で三文字。意中の人の名前は何だったか…と一瞬迷う。暑いと頭の回転は途端に鈍くなる。


ところで皆さんは、頭音転換という現象をご存知だろうか? 例えば、「夏は暑い」というところを「暑は夏い(あつはなつい)」と言ってしまうような現象である。この現象は英語でもあって、スプーンナリズム(spoonerism)というらしい。Spoonerさんという人がいて、この間違いをよくおかしたことから、こんな単語ができたようだ。そんな間違いばっかり犯していた人というのは一体どういう人なんだろうかと思って、グーグルで検索してみると、


It is named after the Reverend William Archibald Spooner (1844–1930), Warden of New College, Oxford, who was notoriously prone to this tendency.


とあった。オックスフォードのニューカレッジの学(寮)長だった人のようだ。後世にこんなことで名が残るなんて、名誉なのか不名誉なのか……。