大川端だより(187)


3月に神奈川県大和市の「市民活動推進条例」を取り上げたが、その大和市の市長が変わってちょっと危うい状況になりつつあるようだ。新市長の所信表明http://www.city.yamato.kanagawa.jp/hisyo/mayor/syoshin.html(2007年6月 神奈川県大和市議会第2回定例会)を読んでみると、


「これまでの数年間、大和市では、いくつかの先進的といわれる政策を取り入れて来たところですが、その舵取りに対し、市民は今回の市長選挙を通じ、異を唱えているものと理解しております」とか、


「公共を担う主体はあくまで行政であり、その進め方については、民主的に選ばれた議会の皆様によってチェックをいただくことが大原則であると考えます」など、


市民自治という方向性に対してかなり後ろ向きの考え方を示している。昭和23年生まれの団塊世代のくせに、行政や議会におもねるのではなく、主権者である市民とともに歩めよ!と思わず叫んでしまった人も多いのではないか…。