大川端だより(157)

5月20日の「遊学亭」の参加申込みの出足が好調なようだ。テーマ「居場所が見つけられない若者の居場所づくり〜発達障害を含むコミュニケーションの苦手な人の支援として〜」が関心を集めているのだろう。定員が20名と少ないので、興味のある人はできるだけ早く申し込んでください。申し込み方法など詳細は、このブログの4月9日の記事にあります。http://d.hatena.ne.jp/thayama/20070409


今、日本の若者に昭和時代には見られなかったさまざまな“異変”が起こっているようだ。学級崩壊、コミュニケーション不全、ニート、極端な学力の低下、若者のワーキング・プア化などなどである。2〜3日前に買ってまだ半分ぐらいしか読んでいないが、内田樹の著書『下流志向〜学ばない子どもたち、働かない若者たち』はその辺りの分析が明解で非常に興味深い。この本を読んでいると、今起こっている若者の問題が、道徳や家庭や教育など個別の問題というより、本質的に社会&経済構造的な問題であることがよくわかる。