大川端だより(116)

昨日は一日、横浜のかながわ県民活動サポートセンターにてワークショップ。朝8:45ごろ家を出て、帰ってきたのは24時前になった。懇親会があったからだが、久しぶりに元ボラ協にいた吉田くんほかにも会えて楽しかった。ワークショップのほうも一人で4時間というのはちょっとしんどかったけれど、「コミュニケーションは受け手が完成させる」という主旨は分かってもらえたのではないかと思う。主催者の県民活動サポートセンターの広報誌ほか2誌を題材に、参加者自身でコミュニケーションについて考えてもらったのがよかったかなあ。下記はそのときのレクチャー部分で使ったレジュメです。

今日も午後から明日にかけてボラ協の一泊会議。『Volo(ウォロ)』と「なにわ市民塾」の発表を担当することになっている。何人ぐらい参加するのだろう。



■■■NPO支援施策のための企画研修会■■■■■■■■■■■■■■■■

■支援センターにおける情報の収集・発信■
               @かながわ県民センター(2007/0216:吐山)

(0)「言葉とは何だろう?」
 ※人間とは言葉である
 ※自然は繋がっている
 ※言葉は自然を切り分ける(概念化)
 ※命名によって「存在」が成立する


(1)「第3のシステムとしての市民セクター」
※「市民セクター全国会議」の意味
※システムとして動いている第1、第2セクター
※第3のシステムとしての「市民セクター」(NPOからCSOへ)
※支援センター(インターミディアリ=中間支援組織)の役割


(2)「市民セクター・非営利セクター(市民活動)の特長」
※市民活動はグループワークで動く
※小グループによる問題解決と創造
 ※リーダーシップとフォロワーシップ
 ※「信長型」から「芭蕉型」へリーダーシップは変化
※多様性の中にこそ力は宿る


(3)「広報」から「コミュニケーション」へ
※一方通行の“広報”から双方向のコミュニケーションへ
※「コミュニケーションは受け手が完成させる」という原則
※コミュニケーションはメディア・ミックスによって行われる
※マスコミとCGM=市民創出メディア


(4)「NPOにとって広報は営業である」
※「広報」と「広告」の違い
※「コーポレート・コミュニケーション」という考え方
※すべては「書くこと」から始まる
NPOは「広報」によって営業する


(5)「コミュニケーションのための文章5則」
①読者の立場に立って書くこと
②「一文は短めに」をこころがけること(一文一義、複文を減らす)
③主述はできるだけ近くに置くこと
④あやふやな漢字や言葉は、必ず辞書に相談
⑤出稿前に3回は読み返すこと