大川端だより(91)

この時季には珍しいかわいい子猫がいたので写真を撮っていると、エサやりの女性が話しかけてきた。「最近捨てられた猫なんですよ」。話を聴いてみると、彼女はエサやりを続け、もう十何匹か、大川の猫たちの避妊手術を施しているという。しかし、「もうお金が続かない」とのこと。

大川には毎日、何人も猫にエサをやってくれている人たちがいる。しかしそれをいいことに、自分ところの飼い猫に避妊手術をせず、生まれた子猫を捨てにくる人たちがいる。やっぱり、猫の問題は、個人の猫好きの善意に頼るのではなく、「地域猫」として、地域住民で何とかするようにしたほうがよいと思う。今度彼女に会ったら、そんな話もしてみよう。でも、範囲が広すぎるかもなあ…。