大川端だより(83)

雨の中をOAPの郵便局へ。同じ2階にある書店で来年の手帳と野村進著の新書『千年、働いてきました〜老舗企業大国ニッポン』(角川書店)を買う。この本は、週刊誌か何かの書評欄で見て面白そうだと思った。野村の本は前に『コリアン世界の旅』を読んで面白かった。

今度の本は、パラパラとめくってみただけだから、詳しくは分からないが、日本のように老舗企業が多い国は欧米にもアジアにもないそうだ。そこに何か日本文化の特長があるのかもしれない。また、世界最古の建築会社は大阪の「金剛組」と言う会社で、創業1400年以上を誇るという。この会社は、ビジネス研究で有名なアメリカの学者に「究極のサバイバー」と呼ばれ、英国の「エコノミスト」誌も世界最長寿企業として太鼓判を押しているという。大阪に何年も住んでいても、まだまだ知らないことが多いなあ。「なにわ市民塾」の良いテーマになりそう。