大川端だより(61)

大川端の植生はごく限られている。木は、言ってしまえば、桜と楠と欅だけだと言っても過言ではないほど。そういう意味では、昨日出たメルマガ「市民ライター通信」第38号でかざりさんが書いておられるとおりである。かざりさんの許可は得てませんが、発行者特権で、下記に38号の抜粋を貼り付けておきます。もし他の記事も読んでみたい、という気持ちになったら、ぜひ下記のサイトから定期講読してね。ぼくも「ブログのすすめ」という記事を書いていますので、読んでください。かざりさん、勝手に掲載してゴメン。嫌だったらすぐ取り下げますので、ご一報を!

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★          市民ライター通信
☆ 2006.11.20
http://www2.ocn.ne.jp/~mmwriter/ ★ 第38号★☆★
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市民が社会に向けて情報を発信するには、書くことが不可欠です。
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* ペンが剣よりも強い世界にしたいと思っている。

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■まいど おおきに!■

一体いつまでこの暖かさが続くのかと思っていたら、やっと晩秋らしい気候
になってきましたね。そのためなのか今年は紅葉のことすっかり忘れていまし
た。悲しいことながら、自分の中で季節感が徐々に無くなっていることに気づ
きました。
さて、今号もいろんな視点が盛り込まれましたが、その中の「ブログのすす
め」を参考に、あなたも一念発起ご自分のプログを開設されてはいかがでしょ
うか。市民ライター通信へのご投稿も大歓迎です


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□                          ☆彡
■【3】 地球を見つめて〜なんちゃって(38)    ☆彡
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          ◆ いろいろあるからいい  ◆
                          
           かざりえみこ    
             
 いよいよ紅葉の季節です。ひとそれぞれに好きな観光地や自慢のスポットが
あるようです。カエデや山桜は紅色、黄色。ケヤキは褐色、イチョウは黄色、
もえるようなドウダンツツジなど。その間に松の緑、竹の緑があればいっそう
色が引き立つという舞台設定です。


 北の地方に行けばブナの燃えるような黄金色に混じってカエデの紅。息が止
まるくらいに感動した記憶もあります。さらにススキの銀白色や草紅葉。りっ
ぱなものです。

 自然は、冬景色の前、数日間を美の祭典としたのでしょうか? 


 都会の公園や街路樹、または建物の周囲の植栽にも樹木はあるのに、私をガ
ッカリさせるのは、たとえばケヤキクスノキで統一してしまうことにあるの
です。

 花が咲けば、コブシばっかり。ハナミズキばっかり。サルスベリばっかり。
その上に「ハナミズキ通り」、「コブシ通り」などと名付けて排気ガスまみれ
になっている風潮を見ると、文明が進んでいよいよ人間が自然と乖離していく
証拠を見せつけられた気分になるのです。


 そんなことをぼやいていた私の家の近くにできたJ市民病院。ここの植栽は、
このあたりではまれに見る傑作です。大した心意気です。完成して数年しかた
っていないため、樹木が若くて風格には欠けますが、そこを通るたびに、プラ
ンを作った人たち、ゴーサインを出した人たちに会いたくなってしまうのです。
一応道路側にはアカメモチがぐるりと植えてありますが、その外側に、定番の
モクレン、コブシ、ハナミズキサルスベリケヤキ、シャリンバイ、ヤマモ
モ、などは珍しくないとしても、さらにシデコブシ、マサキ、ヤマザクラ、ト
ネリコ、ヒメシャラ、アラカシ、オガタマノキウメモドキ、タイサンボク、
カツラなど、木の高さも枝張りもまちまちに並んでいます。今日は、小さくて
まっ白なヒイラギモクセイが咲き始めていました。


 西側の植栽の根元には、ランタナやシャスターデージー、ヘメロカリスが咲
き乱れます。一見まとまりがないように見えます。ところが四季折々にそれぞ
れに花が咲き、香り、葉が色づき、実がなるのです。


 私は現在、どちらかといえば健康ですから、J市民病院に行く用事がありま
せん。でも、あの植栽を見たいので、遠回りします。歩いたり、自転車を押し
たり、とにかくゆっくり見て回ります。思いがけない実や花を発見したときは
だれかに話したいくらいうれしくなります。花も木もいろいろあるからいいん
ですよ、ね。


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□【5】ブログのすすめ           ☆彡
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                              by thayama

 今週中には、ぼくがほぼ毎日書いているブログ(「市民ライター日和〜『言
葉工房』的日常」http://d.hatena.ne.jp/thayama/)のページビューがおそ
らく10,000を超えるだろう。もちろん、「ページビュー=ブログ訪問者」では
ないから、実際に何人の人が見てくれているのか分からない。しかし、なんに
しても、9月7日からたった2ヵ月半ほどの間に10,000ページも見られた、とい
うのは結構スゴイことではある。


 普通のホームページをオートクチュールだとすると、ブログはプレタポルテ
である。つまり、既製服(=簡易ホームページ)なのである。いちばんセンス
の良さが必要とされるデザイン面はファッション・メーカーに任せ、服を着る
自分(中身)を、自分なりのコンテンツで自由に表現できるという、個人のお
洒落心(少し大袈裟に言えば“創造性”)を満足させてくれるメディアである。
真っ赤なセーターを肩に引っ掛けたり、茶色のベストを着たり、オパールのブ
ローチを胸に飾るなど、いろんなお洒落をすることによって、同じ既製服を着
ていても、印象が全く変わるようなものである。


 文章表現はもちろん、写真も音声も動画も使えるので、ある意味で、映画と
同様“総合芸術”だと言っても過言ではない。それが個人で可能になることに、
自分を含めて多くのブロガーが魅力を感じているのだろうと思う。


 もう一つのブログの魅力は、記事ごとにURLが付くので、検索エンジン
引っかかりやすいことである。例えば、「市民ライター」をグーグルで検索に
かけると、「市民ライター通信」のホームページやぼくのブログがページの最
初のほうに出てくる。だから、もし誰かが何かの拍子に、「市民ライター」と
いう言葉やコンセプトに興味を抱いて、検索すると、ぼくらのメディアが読ま
れる可能性が高いのである。


 ブログはいろんな使い方が出来る。例えば、ある人から仕事の依頼があって、
打ち合わせに事務所に来られることになった。「どのように行けばいいのです
か」と訊かれたので、ブログのプロフィール欄に、事務所へのアクセスが書い
てあることを告げ、隣が緒方洪庵墓所のあるお寺であると教えた。そしてす
ぐに、その寺と事務所のあるビルの写真をブログにアップして、間違いなく当
方を探し当てられるようにすることができた。


 それから、意外だったのは、ぼくが毎日ブログにUPしている写真を褒めて
くれる人が結構いることだった。自分では何気なく撮っているスナップ写真が
他人にアピールするなんで全然思ってもいなかったので、嬉しかった。ぼくの
写真がある程度見るに耐えるとすれば、それはある自治体の広報誌の仕事で10
年間ほどプロのカメラマンと一緒に取材をした経験があるからだと思う。彼は
シャッターチャンスを求めて粘りに粘る人で、その撮影の仕方を見ていて、被
写体に近づくことやカメラアングルの重要性を認識させられた。


 かくのごとく、ブログはぼくにいろんなことを教えてくれている。また毎日、
読者を意識して文章を書くので、自然と市民ライターとしての修行の一助にな
っているのではないかと思う。もし、この記事を読んで少しでもブログに興味
を持たれたら、ぜひあなたもブロガーの列に加わることを考えられてはいかが
だろう。な〜に、ぼくにも出来ているのだから、あなたに出来ないはずはない
と思うよ。