大川端だより(58)

今日撮った100枚ほどの写真のなかでいちばん気に入っているのがこれ。左上の隅にハトが飛んでいなかったら、ありきたりの写真だが、偶然飛んでいるハトがファインダーに入りシャッターを押したからこの瞬間が捉えられた。でも、どんな風にハトが画面に入るかは全く予想外なので、とにかくシャッターを押したら、ハトがたまたまこのような形で入っていた。こんなふうに映像を固定しようという意図なんな何にもなかった。ここが素人写真の面白いところで、プロなら、出来上がった絵を想像しながらシャッターを切るのだろうが、素人でも百枚、二百枚撮れば、一枚か二枚はいい写真がある。こんなことができるのは、デジカメのおかげである。フィルムカメラなら、毎日趣味で百枚単位の写真を撮るなんてことはできない。フィルム代、現像代で、経済的に相当な負担になる。また、撮ったすぐ後、パソコン画面で確認するなんてことも出来ないからなあ。